いつになったらFXで勝てる

本気で始めたFX。
今月も負けた。
先月も負けた。
というより、月のトータルで一度もプラスになったことがない。

いつになったらFXで勝てるようになるのだろうか?

・・・そんな途方もない悩みを持つ人も多いかと思います。

もし、FXを初めて2年以内の場合、
「いつになったらFXで勝てる?」と思ってしまった時点で、
FXを甘く見すぎている証拠だと思います。

私の経験上、FXは車の運転に似ていると思います。

FXは、ツールの起動・買いボタン・売りボタン・決済ボタン、
これらを知れば、だれでも売買を実行することができます。

車は、エンジンのかけ方・ギア・アクセル・ブレーキ・ハンドル、
これらを知れば、だれでも動かすことができます。

でも、車を動かすことができても、しっかりと車の運転ができると言えないことは
多くの人が理解していると思います。

車の運転は、動作は複雑ではないけれど、
常に正しい安全運転を実行することは意外に甘くない。

  • 車の不具合が起きたときの対応をしなければならない
  • 人が少ない道でも常に飛び出し等を警戒しなければいけない
  • 晴れて視界が良いときもあれば、大雨で見えにくいときもある
  • 日中に明るい状況もあれば、暗い夜もある
  • 北海道の道東などでは鹿が飛び出してくる
  • 晴れの日と雨の日ではブレーキの利き方が変わる
  • 路面が出ている道路と雪道では運転方法が変わる
  • 同じ雪道でも、フカフカとピカピカでは全く違う

・・・など、挙げたらきりがないほど、
いろんな状況・環境に的確に対応できてこそ、
車の運転をしっかりとできるといえると思います。

私もFXでも車の運転でも若いころには上達のワナにはまったことがあります。

私も18歳のころに車を運転し始めてから1ヶ月ほどすると、
「もう1か月間で2000kmも走って無事故なんだから、
普通の人くらいのレベルにはなれたかな」

・・・でも、3か月すると、
「運転歴1ヶ月の時は大きな勘違いをしていた。
運よく事故を起こさなかったけれど、このような危険も想定した運転はしてこなかった」
などと、まだまだ甘かったことに気が付きました。

・・・そして、6か月すると、
「もう一通りの危険は理解できたと思う」
と、必要なことの多くを経験できたかのような勘違い。

・・・1年すると、
「やっぱり、1年は初心者って、こういうことだったんだなぁ。
最初の1年では、どのようなところが危ないかは分かっていなかった」
と、またまた過去の考えの甘さに気付く。

・・・3年すると、
「ようやく一人前に運転できるようになったが、まだまだ甘い。常に練習が必要」
と、車の運転の本当の意味の難しさと課題に気付く。

・・・そして、10年すると、
「車の運転も極めようがない。一生かけて練習だ。」
と、本質的なことに気付き始める。

・・・このような感覚の成長に共感を持ってくれる人もいるかもしれません。

 

FXも、だれでも簡単に売買は実行できるが、
相場にも車と同じように多種多様の状況があります。

それは、ただのトレンド相場とレンジ相場…という違いだけではありません。
この程度では、車の運転でいう前進と後進の違いくらい。

そのトレンド相場だけをとってみても、
一直線上に動くトレンドもあれば、移動平均線に沿いながら進む相場もあるし、
移動平均線をひっかけながら進む相場もあるし、
いきなり大きな売りが飛び出してきながらの上昇相場もあるし、・・・、

FXは常にポジションを持っている必要はないので、
様々な動きに全て対応しなければいけないというものではないけれど、
起こり得るあらゆる場面を想定しなければ安全に運用できるとはいえません。

車の運転で多くの場面を想定できるレベルになるまでには、
やはり最低10年は経験を積まなくては無理なように、

FXでも、多くの場面を想定して対応・回避できるレベルになるまでには、
同じく最低10年は必要という印象です。

これは、私がどちらも10年以上経験を積んできたことによる感覚ですが、
あながち間違いではないと思っています。

ですから、

仮にFXを2年頑張ってきて、実際に安定して毎月勝てるようになったとしても、
それは、本質的なレベルで勝てるようになったとは限らないということを
頭の片隅に入れておいてほしいです。

ここで、
車の自動運転技術が確立すればだれでも安全という印象がある場合があるように
FXも自動売買ならすぐにプロになれるという印象を持つ場合もあるかもしれません。

しかし、FXの自動売買であっても
稼働のONとOFFができてしまう以上、

ずっとONにしておく必要があると頭でわかっていても、
それを実行し続けることも一定以上のレベルが必要かもしれません。

 

売買成績

当月の運用成績

2010年7月1日~31日の自動売買(EA)運用成績です。

5月にギリシャショックとディーラーの誤発注事件が重なって相場が崩れ、GINZO_Systemも十数カ月ぶりに月トータルで若干のマイナスの結果となりましたが、早々翌月には立て直し、当月、最大資金を更新しました。このように、2カ月足らずでドローダウンから最大資金更新に転換していることからも、このGINZO_Systemへの信頼がますます高まっています。

今回、最大資金更新に伴い、2009年1月から20万円複利で再稼働した口座は、ついに残高が1000万円を超えました。約1年半で50倍・・・。これはちょっと良すぎの結果ですね。

ここまで急激に資金が増えなくても、これから毎月15%ずつ増えていけば十分だと思っています。

システム別 運用成績
EA プロフィット
ファクター
運用資金100万円に対する損益 最大
ドローダウン
月利
GINZO_System_USDJPY 20.08 +27532円 1.30% +2.7%
GINZO_System_EURUSD 2.09 +73102円 4.35% +7.3%
GINZO_System_EURJPY 1.29 +14880円 7.26% +1.5%
GINZO_System_GBPUSD 0.98 -2626円 6.33% -0.3%
GINZO_System_A 1.27 +3452円 3.36% +0.3%
GINZO_System_B (全勝) +23911円 1.08% +2.3%
統合 1.58 +140253円 4.58% +14.0%
運用資金(口座)別 運用成績
スタート資金 最大ドローダウン額 当月利益額 2009年1月からの
通算利益額
20万円(複利) 41731円 +1299127円 +10378608円
100万円(単利) 52317円 +140253円 +4673701円
3000万円(単利) 1569510円 +4207590円 +140212030円

※2009年1月より、目的別に口座を3つに分けて管理をしています。

  • 20万円複利運用口座
    長期運用による資産形成を目的として、基本的に一切資金の引き出しを予定していない口座
  • 100万円単利運用口座
    年ベースのシステムパフォーマンス分析を目的として、シンプルな金額で運用している口座
  • 3000万円単利運用口座
    実際の毎月の収益を目的として、毎月 利益額を引き出している口座

2009年1月~当月最新の資金推移

売買履歴

運用資金100万円に対する損益 平均月利
2009年 +3184076円 +27.2%
運用資金100万円に対する損益 月利
2010年1月 +366164円 +36.6%
2010年2月 +280676円 +28.0%
2010年3月 +188964円 +18.9%
2010年4月 +250142円 +25.0%
2010年5月 -115921円 -11.6%
2010年6月 +83872円 +8.3%
2010年7月 +140253円 +14.0%